メキシコシティはラテンアメリカ最大の経済都市。なんと広さは東京23区の2倍。
常にだらだら旅の私たちは、のんびり2週間の滞在でした。
それでも「足りない!」と思うほど、街には観光名所がたくさん!
メキシコシティには博物館・美術館の数が130以上あり、その数は世界2位だとか。(1位はロンドンだそう。)
どこも展示内容のクオリティが高く、とても見応えありました。
そして美味しいレストランや屋台、カフェも数多くあり、どこをどう周ろうか悩みますよね。
この記事では実際に行って楽しかったポイントをモデルコースにしてご紹介します。
現代建築から歴史的な宮殿、アート、そしてグルメはローカルな市場から伝統的なメキシコ料理、そして本場のテキーラを味わえる博物館まで!
メキシコシティの魅力を凝縮した1日が味わえる内容となっています。
移動方法や治安なども交えてご案内します。
ぜひ旅の参考にしてくださいね。
滞在期間 2024年7月23日〜8月8日
1メキシコペソ=8.8円(2024年7月現在)
※市場などカード対応していないお店があります。
【MAP付き】1日の流れ
スタート地点のヴァスコンセロス図書館からは全て徒歩で移動できます。
メキシコシティはUberも利用できますよ。
- 11:00ヴァスコンセロス図書館
↓徒歩9分
- 12:00メルカド・マルティネス(昼食)
↓徒歩16分
- 14:00テキーラ・メスカル博物館
↓徒歩15分
- 16:00エル・モロ(おやつタイム)
↓徒歩7分
- 17:00べジャス・アルテス宮殿
↓徒歩7分
- 18:30カフェ・タクバ(夕食)
お疲れ様です!
治安について
現地に住むメキシコ人の友人によると、このあたりのエリアは比較的安全だそう。
以前は治安が悪かったけれど、改善されているそうです。
実際歩いていて、公園で子どもたちが遊んでいたり、観光客で賑わっていたりと平和な雰囲気も感じました。
しかし、人通りの少ない道や、夜間は気をつけましょう。
また、メルカドやテキーラ・メスカル博物館周辺は薬物中毒者がフラフラと歩いているところを見かけました。
周りに地元の方もたくさんいるような場所ですが、万が一を回避するために、すれ違いそうになったら距離を置くか、Uターンしましょう。
そしてどこにでも言えることですが、スリ対策は入念にしておきましょう。
その他、車の運転の荒さが目立ちました。
歩行者側が青信号になった瞬間、ものすごいスピードで横切っていく車をよく見かけます。
青信号でも確認することを心がけましょう。
メトロバス乗り方
メキシコシティには専用軌道を走るバスがあります。
バス停は路面電車の駅のように小上がりになっていたり、屋根がついていたりととてもわかりやすいですよ。
プリペイドカードを買って、車内にある機械にタッチします。
こちらのカードはメトロバス以外にも、メトロ(地下鉄)、路面電車でも利用できます。
カードは1グループ1枚でOK。
(2人で乗るなら、1枚のカードで2回タッチします。)
❶ 【ヴァスコンセロス図書館】先鋭で近代的な建築デザインが魅力
見どころ
1日の始まりは、SFチックなデザインが格好いいヴァスコンセロス図書館。
8階建の吹き抜けに、スチールの本棚が立ち並ぶ館内は圧巻です。
市民以外も無料で本を閲覧できるので、メキシコの写真集や雑誌などを眺めてみてはいかがでしょうか。
作業スペースが完備されていて、静かで居心地もいいですよ。
コンセントもあります。
本の探しかた
あまりの本の数に、お目当てのものを見つけるのは難しいですよね。
図書館には検索システムとMAPがあります。
大カテゴリーの場所まで行ったらあとは本のナンバーを探します。
番号・アルファベット順に格納されているのでたどっていけば見つかりますよ。
検索した本の周辺には他の料理の本もたくさんあって、メキシコのレシピをたくさん見れました!
アクセス
メトロバス1、3、4号線の「Buenavista駅」から徒歩2分です。
❷ 【メルカド・マルティネス】ローカル市場を探索&絶品タコスランチ!
見どころ
メキシコシティには地元民で賑わう市場(スペイン語でメルカド/Mercado)が多くあります。
日用品や民芸品、八百屋や肉屋など、施設内にところ狭しと店が連なっていて歩いているだけでも楽しいです。
メルカド内には食堂がいくつもあり、安くて美味しい地元の料理が味わえますよ。
また、日曜日にはメルカド周辺はたくさんの屋台で賑わうので、食べ歩きにも最適です。
おすすめの食堂
メルカド内にはいくつか食堂がありますが、私たちが訪れたのは「MARISCOS EL CAPITAN」というシーフードが楽しめるお店。
すごく美味しくて、滞在中2回食べにきました。
カード支払い可能ですが、1回目行った時は機械が壊れていたのか使用できませんでした。
屋台などもカード払いできないお店がほとんどなので、街歩きにはある程度の現金を準備しておきましょう。
アクセス
ヴァスコンセロス図書館から徒歩9分。
メルカド周辺はスリが多くなるので注意してください。
❸【テキーラ・メスカル博物館】本場のお酒を味わおう
見どころ
博物館では原料であるアガベの種類の説明、テキーラやメスカルを製造するための農具や蒸留の機械の展示があり、製造過程が学べます。
また、テキーラの歴史や生産されているボトルデザインなどの資料もあります。
博物館といっても、1フロアでこぢんまりしているので軽く観れますよ。
チケットにはテキーラとメスカルの試飲が含まれていて、併設のバーで楽しむことができます。
試飲は安いテキーラとメスカルでした。
お酒にあまり詳しくない私でも、もっと美味しいのたくさんあるのにな…と思ってしまったので、いろいろ試してみたい方は人気の銘柄をバーで選ぶ方がいいかもしれません。
施設内にはお土産屋さんもあり、もちろんテキーラやメスカルの取り扱いもあります。
品揃えは多くはありませんが、空港などで買うより若干安いです。
料金 (2024年7月現在)
入場+テキーラとメスカルの試飲1杯ずつ | 75メキシコペソ (約660円) |
入場+テキーラとメスカルとマルガリータの試飲+ガイド付きツアー | 350メキシコペソ (約3080円) |
アクセス
メルカド・マルティネスから徒歩16分です。
❹【エル・モロ】地元民に長年愛されるチュロス屋さんでおやつ休憩
おすすめポイント
1935年開業のチュロスの老舗。
大人気で週末の夜には行列ができるほど。
外はさくさく、中はふかした芋のようなホクホク感があります。
メキシコではチョコラテと一緒に楽しむのが主流。
チュロスは甘すぎないのでチョコラテとの相性抜群ですよ。
美味しかったのでこちらも滞在中2回訪れました。
マサパンとは、スペインの伝統的なお菓子でアーモンドの粉末と砂糖を固めたもの。
メキシコではラテやお酒に入れたりもするそうです。
お菓子はコンビニやストリートで売られています。
オルチャタとは、お米・牛乳・シナモンなどを合わせたドリンク。
(スペインにも同じ名前のドリンクがありますが、お米ではなくチュファというナッツを使います。)
チョコラテも美味しいですが、こういったメキシコ特有のドリンクもエル・モロでは楽しめますよ。
お店は24時間営業。
レストラン「Café De Tacuba」から徒歩12分と近いので、夕食後に行くのもおすすめです。
テイクアウトもできます。
アクセス
テキーラ・メスカル博物館から徒歩15分です。
❺【ベジャス・アルテス宮殿】メキシコ芸術の大劇場 ※月曜休館
見どころ
メキシコで最も格式高い大劇場。
主にクラシックコンサートやオペラの上演がされています。
建物は総大理石造りで荘厳な雰囲気。
内部はメキシコ風アールデコ調の装飾が施されていて、見応え抜群でした。
建物奥が劇場、手前はギャラリーとなっており、数々の壁画が展示されているほか、絵画や現代アートの企画展が行われています。
訪れた日は現代アートの企画展が催されていました。
メキシコらしい作品が多く、トルティーヤやとうもろこしを使った造形物、メキシコの有名なセメント会社の袋を再利用した服などが展示されていて興味深かったです
料金(2024年7月現在)
90ペソ (約792円) 現金のみ
※毎週日曜は無料
アクセス
エル・モロから徒歩7分。
宮殿周辺は屋台などもあり、賑わっていますよ。
❻【カフェ・デ・タクバ】伝統的なメキシコ料理とマリアッチ演奏を楽しもう!
おすすめポイント
1912年創業のメキシコシティを代表するカフェ。
店内はタイルやステンドグラスで装飾されていておしゃれな雰囲気です。
伝統的なメキシコ料理が食べられるほか、
水〜日曜日の15:00〜22:00はマリアッチ音楽隊の生演奏も楽しめます。
アクセス
べジャス・アルテス宮殿から歩いて7分です。
お店の目の前に地下鉄の駅があるので帰りも便利です。
夜遅くなる場合はUberを使う方が安全ですよ。
以上、メキシコの文化とグルメを楽しみつくす1dayお散歩コースでした。
見どころが多く、数日では周りきれないメキシコシティですが、
是非この記事を参考に、効率よく巡ってくださいね!
旅のことで質問等ありましたら、いつでもお気軽にメッセージくださいね。
わかる範囲でなんでもお答えします!
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