格安&充実の内容!メスカルの蒸留所ツアー(オアハカ/メキシコ)

メキシコ

メスカルは、テキーラと同じ原料であるアガベという植物から造られるメキシコの地酒

洗練されたテキーラとは違い、
クラフト感ある雑味や、独特のスモーキーな香りが人気です。

産地はメキシコ全土に広がっていますが、
中でも有名なのはオアハカ!

オアハカはメキシコの中で最も先住民人口の比率が多く、
古い文化が今でも色濃く残っています。

メスカルの製法も伝統を受け継ぎ、
機械を使用せずに、手作りで製造している蒸留所が数多くあります。

今回はそんなオアハカのクラシカルなメスカルを味わうべく、市内から行ける蒸留所の見学ツアーに参加しました。

とってもいいツアーだったので、感想を交えてご紹介しますね!

参加日 2024年12月1日
1メキシコペソ=7.7円(2024年12月時点) 
※市場などカード対応していないお店があります。


蒸留所“El Rey de Matatlan”について

“El Rey de Matatlan(エル・レイ・デ・マタトラン)”は
オアハカ市内から40分ほど車を走らせたところにあるメスカルの蒸留所。

1950年以来、何世代にも渡って製造方法やアイデアを継承されいるそうです。

製造は機械を使用せず全て手作り
施設内にはオーガニックのアガベ農園も所有しており、
ツアーで見学することができますよ。

El Rey de Matatlan”のサイト

予約方法

WhatsAppで予約可能です。

+52 951 223 0945
チャットで問い合わせできます。


対応言語はスペイン語・英語
予約の際、希望の言語を伝えましょう。

私たちが連絡した時は、
「蒸留所に来る10分前に連絡してくれたら、いつでもいいよ!」と言われました。

時期にもよると思いますが、あまり時間は明確に決まっていなさそうです。

ちなみに10分前に連絡するのを忘れました。
が、いけました。

大きい施設とはいえ、昔ながらの蒸留所なので
ツアーに対してのしっかりしたシステムがあるわけではなさそうです。

料金

ひとり250ペソ(約1925円/12月時点)。

以下、全て含まれています

  • 蒸留所見学
  • アガベ畑見学
  • 畑で飲むビールやジュース
  • メスカルのカクテル
  • テイスティング10種類以上
  • おつまみ
  • お土産のハットと小さなコップ

ツアーは2時間くらい
(じっくり説明して最大4時間にすることもできるそうです!)

オアハカ市内→蒸留所へのアクセス

オアハカ市内から車で40分ほどです。

蒸留所の場所はこちら。

タクシーか、乗合タクシー、
またはバスで行くことができます。

蒸留所の名前は“エル・レイ・デ・マタトラン”です。
それとは別に、“マタトラン”という名前の村があり、
運転手が勘違いすることがしばしばあります。

行き先を伝える際は、
Googleマップを見せるか、
「トラコルーラ村の近くにある蒸留所に行きたい」と言って、近くにきたら降りましょう。

蒸留所の外観。

乗合タクシー

オアハカ市内の乗り場から45分。

料金はひとり35〜40ペソ(約270〜303円/2024年12月時点)
※現金のみ

フロントガラスに“Tolacolula”と書いてあるものに乗ります。

Tolacolula(近くの村)の手前に蒸留所はあります。

乗る際に蒸留所に行きたいことを伝えるか、
Googleマップを確認して、近づいてきたら降ろしてもらいましょう。

乗合タクシーは後部座席3人、助手席になんと2人乗ります。
ぎゅうぎゅうなので、後部座席がおすすめですよ。

人が集まったら発車します。
だいたい15分ほどで集まります。

乗り場の様子。

乗り場はこの辺り。

乗り場周辺は地元の人で賑わっていますが、中心地よりも治安は悪いです。
スリなどに気をつけてください。
また、夜間は近づかないようにしましょう。

バス

ATSA”というバスが蒸留所の目の前に停まります。
各バス停に止まりつつなので1時間ほどかかります。

ひとり25ペソ(約193円/2024年12月時点)。
※現金のみ。

オアハカ市内の乗り場はこちら。
手を挙げて停めます。

充実の内容!ツアー体験談

アガベ畑見学

施設に到着したら、早速アガベ畑へと向かいます。
専用のトラックに乗って移動します。

敷地内を走り、5分ほどで目の前にアガベ畑が広がります。

オアハカって日陰は涼しいんですが
日の当たるところや車内は年中暑いです。
お酒を飲むと脱水症状に陥りやすいので、
お水もいっぱい飲んでくださいね。

ツアーにはサングラスや帽子(その場でハットがもらえます)などあるといいですよ!

出発前にハットとテイスティング用のコップをもらいました。
お土産として持って帰れます。
こちらに乗って移動します。
到着したらビール片手に畑を散策!
(ジュースやお水もあります。)

畑の中は、足首に雑草があたってちょっと痛かったです。
蜘蛛がいたりもしたので、
長ズボンとスニーカーがおすすめです。

アガベ畑

栽培方法や、
複数種あるアガベの紹介、それぞれの特徴を教えてくれました。

実際にナタを使ってカットさせてもらいました!
が、難しくて上手く切れませんでした。
畑を周ったあとは、トラックに戻り、
ビールを再度勧めてくれます。

少し休憩しつつメスカルの説明を聞き、いざ試飲

アガベ畑のど真ん中、
風に吹かれながら飲むメスカルは最高でした。


その後蒸留所へと戻ったら、カクテルが用意されます。

メスカルとパッションフルーツがシャーベット状になっていてすごく美味しかったです。

暑かったので、これでかなり回復しました。
私はこの時点で結構酔っ払っていましたが…。

蒸留所の見学

少し休憩したら、蒸留所を周ります。

メスカルの造り方は、アガベを蒸し焼きにし、石臼で挽き、発酵、最後に蒸留して完成です。
その全てを見学することができますよ。

実際に製造に使われている施設を見学します。
これからメスカルになる、
蒸したアガベの試食もあります。

発酵中のアガベ(めちゃくちゃ臭いです)や、
タイミングがよければ石臼を引くお馬さんにも会えますよ。

テイスティング

最後にテイスティング。

じっくり説明を聞きながら、なんと10種類以上味わうことができます。
そのほとんどが野生種のアガベを使った貴重なもので、いいお値段のものでした。

メスカルは、アガベや蒸留の機械の種類によって味わいが変わります。
それぞれに特徴があり、いい体験でした。

オアハカの標高は1150m。
いつもよりアルコールが早くまわることがあります。
(私がそうでした。)
 
テイスティングはどんどん勧めてくれますが、
ご自身のペースで楽しんでくださいね。

ツアーはこれにて終了です!

もちろん、お土産コーナーでメスカルを買うことができます。
他の場所(空港やスーパーなど)よりも安かったですよ。

隣の村、トラコルーラも寄ってみせんか?

蒸留所から車で10分ほど東に進めば、トラコルーラという村があります。

可愛らしい村で、特に日曜日のティアンギス(青空市)は大規模でとても楽しいですよ。

私たちはティアンギスでランチを食べて、村を散策、
その後蒸留所へと向かいました。

ちなみに私たちの村の滞在時間は2時間でした。

ティアンギスではお野菜、日用品をはじめ、
民芸品などのお土産も売っています。
地元の料理もたくさんあります。
アイスやフルーツなどもありますよ。

ティアンギスは毎週日曜日。
それ以外の日はメルカド(市場)でのランチもおすすめです。

トラコルーラのメルカドは、バルバコア(バーベキュー)が名物で、
室内ながら、モクモクと煙を上げながらお肉を焼いています。

あたり一体
お肉の匂いに包まれています。
可愛らしいパン屋さんの
コーナーもあります。

メルカドの場所はこちら。

蒸留所→トラコルーラへのアクセス

オアハカ市内→蒸留所の移動と同じく、
“ASTA”
というバスでアクセスできます。

所要時間は約10分。
料金はひとり25ペソ(約193円/2024年12月時点)。

乗り場は蒸留所の前の道を渡ってすぐ。
木の下で地元の人たちも待っていることが多いです。

この辺りです。


トラコルーラ→蒸留所、オアハカ市内のアクセス

乗り場から乗合タクシー
もしくは“ASTA”というバスが出ています。
バスは手を挙げて停めてください。


乗合タクシーはひとり40ペソ(約308円/2024年12月時点)
市内への所要時間は45分くらい。

バスはひとり25ペソ(約193円/2024年12月時点)
市内への所要時間は1時間〜1時間半くらい。

※どちらも現金のみです。
※蒸留所へはどちらも10分ほどです。


乗り場はこちら。


バスはオアハカ市内のこの辺りに着きます。

最後に

以上、メスカルの蒸留所ツアー体験談でした。

この充実の内容で250ペソはとても安いですよね。

以前、グアダラハラの方でテキーラツアーにも行ったんですが、観光客で賑わっており値段はお高めでした。
正直、内容もそこそこ…。

今回のツアーはかなり満足度高かったです!

メスカル産業が観光に重きを置いていないからでしょうか。
もしくはオアハカの物価の安さもあるかもしれません。

なんにせよ、かなりお得感がありました!

是非、オアハカに訪れた際には参加してみてくださいね。


旅のことで質問等ありましたら、いつでもお気軽にメッセージくださいね。