メキシコシティからバスで4時間、グアナファトからバスで1時間ほどにあるサン・ミゲル・デ・アジェンデ。
街は小さいながらも、コロニアル建築のカラフルな建物が立ち並んでいて見どころ満載。
その美しい景観は2008年に世界遺産に認定され、メキシコの観光地のひとつとして人気が高まりつつあるようです。
実際には年配の欧米人観光客が多く、街は活気がありつつも、落ち着いたムードでした。
かつて手工業が栄えた事と、有名な芸術学校があることから、アートの街とも呼ばれています。
街には洗練されたオブジェや壁画が点在していて、歩いているだけでも楽しかったです。
そして民芸品を取り扱うお店も数多く、お土産探しにはぴったりの街ですよ。
そんな見どころの多い街ですが、規模は大きくないので効率よく周れば1日で主要のスポットを巡れます。
こちらの記事ではMAP付きで、モデルコースの紹介します。
治安が良いので夜まで楽しむことができますよ。
滞在期間 2024年8月8日〜8月15日
1メキシコペソ=8円(2024年8月現在)
※市場などカード対応していないお店があります。
【MAP付き】1日の流れ
スタート地点のクンパニオからは全て徒歩移動です。
1日で効率よく巡るプランなので、かなり凝縮した内容となっています。
のんびり周りたい方は2日に分けるのもおすすめですよ!
図書館のみ日曜閉館なのでご注意ください。
- 10:30クンパニオ(ブランチ)
↓徒歩5分
- 12:00アジェンデ通り周辺
↓通りの目の前に教会があります。
- 13:30サンミゲル教区教会
↓徒歩3分
- 14:00サンアグスティン(おやつタイム)
↓徒歩5分
- 15:00街の図書館 ※日曜閉館
↓徒歩4分
- 16:00アルテサニアス市場
↓徒歩8分
- 18:30エル・ヌエボムンド
↓徒歩9分
- 19:30エル・マナンティアル(夕食)
↓徒歩8分
- 21:30アジェンデ庭園
お疲れ様です!
治安について
サン・ミゲル・デ・アジェンデは他のメキシコの都市に比べ、かなり治安が良いです。
女性の夜の一人歩きも可能です。
特に中央の公園では、遅くまで観光客や家族連れで賑わっていて、子供達もはしゃいでいます。
日が暮れてからも漂う平和なムードに、ホッと一息つくことができるでしょう。
しかし、中心を外れると人通りの少ない暗い道があります。
夜はなるべく通らないようにしましょう。
メキシコでは市場などでスリが多いと言われていますが、この街ではそのような雰囲気は感じませんでした。
しかしスリが全くいないとも思えないので、バッグは体の前に抱えるなどの対策はしてください。
常に情勢は変わり続けるので、渡航の前には外務省の海外安全ホームページなどを参考に、下調べしてくださいね。
❶【クンパニオ】ベーカリー併設のカフェでブランチ
おすすめポイント
1日の始まりは、街の中心にあるモダンな雰囲気のカフェ。
ベーカリーと併設していて、好きなパンを選んでカフェで食べることができます。
サンドイッチなどの軽食メニューが充実している他、メキシコの伝統的な朝ごはんである“チラキレス”もありますよ。
アクセス
❷【アジェンデ通り周辺】コロニアルの美しい街並みをお散歩
おすすめポイント
中心地の中でも最も賑わっているのがこのアジェンデ通り周辺。
奥にたたずむ山々を背景に、石畳の道と色とりどりの建物が立ち並んでいます。
通りを全部歩いても15分ほどの距離ですが、写真を撮ったり、お土産屋さんに立ち寄ったりしていたら、あっという間に1時間くらい経ちます。
メキシコの陽気なムードと、中世ヨーロッパを彷彿とさせる建物が融合したサン・ミゲル・デ・アジェンデ。
是非ゆったりとお散歩を楽しんでください。
アクセス
Googleマップのピンはアジェンデ通りの一番端を位置しています。
ピン周辺が一番栄えているエリアです。
気になる道を自由に散策してくださいね。
❸【サンミゲル教区教会】ゴシック調のピンクの教会
おすすめポイント
中央の公園の目の前にそびえ立つ、サンミゲル教区教会。
メキシコでよく見る素朴な教会とは違い、こちらはゴシック調で豪華な装飾が施されています。
ピンク色で少しラブリーな雰囲気がまるでおとぎ話のお城のよう。
なんとこの教会は、名もないの建築家がヨーロッパの絵葉書を頼りに設計したそうです。
精巧な壁面の装飾や、ピンクの石材を使った独特のカラーなど、一見の価値ありです。
教会の門をくぐれば小さいお庭と噴水がありますよ。
アクセス
アジェンデ通りの先に教会があります。
❹【サンアグスティン】チョコラテとチュロスの名店でおやつ休憩
おすすめポイント
メキシコではチュロスが人気で、どこの街にもチュロスを扱うカフェや屋台があります。
こちらは行列ができるほどの名店。
チュロスはとてもおいしかったです。
外はサクッと中ふんわり。
日本人からしても甘さは控えめなので、チョコラテとの相性抜群ですよ。
チョコラテを注文するとチュロスが付いてきます。
チュロスはプレーン3本、もしくはソース付き1本が選べます。
ソースの種類はChocolate(チョコレート)・ Cajeta(ヤギミルクを使ったキャラメル)・ Lechera(ミルク)・ Fresa(イチゴ)・ Nutella(ヌテラ)・Rompope(卵と牛乳のお酒)が選べます。
甘すぎるのが苦手な方は、プレーンがおすすめです。
チュロスとコーヒーなど、他のドリンクとの組み合わせはできません。
あくまでチョコラテを頼むと無料でチュロスが付いてくるというスタイルだそうです。
※支払いは現金のみです。
アクセス
サンミゲル教区教会から徒歩3分です。
❺【街の図書館】美しい中庭とアート空間でのんびり
おすすめポイント
誰でも無料で利用できる公共図書館。
中庭にはベンチがあるのでちょっとした休憩ができます。
メキシコの写真集などを眺めて過ごす時間も、旅の良い思い出になりますよ。
館内にはサン・ミゲル・デ・アジェンデの芸術学校に通う生徒の作品が展示されていたり、メキシコらしい壁画を楽しむことができます。
ちなみに、トイレが無料で使用できますよ。
アクセス
チュロス屋さんのサンアグスティンから徒歩5分です。
❻【アルテサニアス市場】全長500m以上!お土産屋さんが立ち並ぶエリア
おすすめポイント
地元の職人が作り上げた伝統の民芸品が、ところ狭しと並んでいる市場。
全長は500mもあり、その中に可愛い雑貨たちが詰め込まれています。
陶器、銀細工、刺繍生地、ガラス細工などバライティー豊か。
値段も他の街に比べてお手頃なので、是非ここでお気に入りの品を見つけてくださいね。
市場の周辺もお見逃しなく!
是非アルテサニアス市場の、目の前の通りも見てみてくださいね。
可愛いお店がたくさん並んでいます。
アクセス
Googleマップのピンはメルカドの一番端の入り口を位置しています。
図書館から徒歩4分です。
❼【エル・ヌエボムンド】上質な民芸品が揃うお店
おすすめポイント
街の中心にあるお土産屋さん。
伝統衣装から革製品、陶芸品まで、品揃えの幅が広いです。
市場にあるものよりも少しお値段はお高めですが質がいいです。
メキシコの伝統的なキャンドル、“ツリー・オブ・ライフ”もこちらで購入できます。
豪華なデザインのものも置いてあって、見ているだけでも楽しいですよ。
アクセス
アルテサニアス市場から徒歩8分です。
❽【エル・マナンティアル】絶品海鮮タコスディナー
おすすめポイント
新鮮なシーフードが楽しめるカジュアルなレストラン。
タコスやトスターダ(トルティーヤを揚げたもの)の種類が豊富。
1個から注文できるので、いろんな味を試せますよ。
店員さんがちょっぴり無愛想でしたが、そんなことよりどれもすごくおいしかったです。
アクセス
お土産屋さんのエル・ヌエボムンドから徒歩9分です。
周辺の道は広くて明るいので、日が暮れても比較的安全です。
❾【アジェンデ庭園】ライトアップされた教会の前で音楽隊が生演奏!
おすすめポイント
日が暮れると教会がライトアップされ、周辺にはマリアッチという音楽隊が出没します。
美しい街を陽気な音楽が包み、人々は踊ったり、公園でのんびりしたりと素敵なムードが漂います。
これを体験せずして1日を終わらせることはできません。
夕食後は是非、少しお散歩してから帰路に着きましょう!
アクセス
レストランのエル・マナンティアルから徒歩8分です。
【おまけ】夜カフェはいかがですか?
公園のすぐそばにはスターバックスがあります。
夜22時まで営業しているので夕食後にテイクアウトして、公園で音楽を聴きながらのんびり過ごすのもおすすめです。
ちなみに私は、夜はカフェインレスのコーヒーかハーブティのラテを飲む派です。
メキシコのスターバックスにも取り扱いがありますよ。
アクセス
公園から徒歩1分ほどです。
以上、サン・ミゲル・デ・アジェンデの見どころを1日で周るお散歩コースでした。
ちなみに私はお土産を迷いすぎて、市場は2日に分けて行きました。
時間が限られている方は凝縮した1日を過ごして、余裕のある方は2日目にもう一度気になる場所に訪れるのも良いと思います。
サン・ミゲル・デ・アジェンデは最低1日、ゆったり周るなら2日がおすすめです。
是非、ご自身の旅のスケジュールに合わせてこの記事を活用してくださいね。
旅のことで質問等ありましたら、いつでもお気軽にメッセージください。
わかる範囲でなんでもお答えします!
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