毎年11月1日と2日にメキシコで行われる「死者の日(Día de Muertos)」。
死者の日で最も盛り上がる街はメキシコシティ、オアハカ、そしてグアナファト。
それぞれのがピクサー映画、リメンバー・ミーのインスピレーション元ともされています。
映画を観て、死者の日に思いを馳せた方も多いのではないでしょうか。
筆者はグアナファトで死者の日を迎え、その世界観を目の当たりにしました。
どの街で過ごそうか迷いましたが、一番いい選択だったのではないかと思います。
この記事ではグアナファトがおすすめの理由、そして死者の日にやるべきことをご紹介します。
滞在期間 2024年10月29日〜11月6日
1メキシコペソ=7.7円(2024年10月時点)
※屋台などカード対応していないお店があります。
【比較】どの町で過ごすべき?
筆者はグアナファトで死者の日を楽しみました。
メキシコシティ、オアハカを訪れた友人たちの話を元に、それぞれの特徴を紹介します。
【メキシコシティ】現代的できらびやか

メキシコシティの死者の日は、洗練されていて現代的な印象です。
綺麗に舗装された広い道でパレードが開催されるので、人が多くても見やすいです。
- パレードの規模が大きい
- 電飾をふんだんに使った装飾
- プロジェクションマッピング
- 有名アーティストのライブ
- 道が広く、交通網が整っているので観光しやすい
メキシコシティは都会なので、おいしいレストランや屋台がたくさん。
美術館・博物館も豊富で都会的な観光が楽しいですよ。


【オアハカ】可愛らしい装飾とパーティムード

オアハカはメキシコシティと比べ、手作り感のある装飾やパレードが可愛いです。
旅行者は墓地に訪れ、地元の人が彩った祭壇の前で交流したり、お酒を振る舞ってもらうという話をよく聞きます。
(歓迎ムードですが、写真を撮るときなどは断りを入れるのがマナーです。)
- 手作り感のある装飾やパレード
- 欧米人観光客が多く、パーティムードが強い(朝まで盛り上がるようです)
- 墓地が近くにあり、見学できる
- 物価が安い
オアハカは先住民族の割合がメキシコで一番多く、独自の郷土料理や民芸品が魅力です。
簡単に周辺の村にも遊びに行けるので、死者の日以外でもかなり人気の観光地です。
2024年11月25日〜12月11日にオアハカに滞在したとき、まだ死者の日の飾り付けは残っていました。
12月に入るとクリスマスの飾り付けに変わっていましたよ。


【グアナファト】おとぎ話のような美しい街並み

グアナファトは街全体が世界遺産に登録されていて、死者の日の飾り付けがとても映えます。
石畳の狭い道が多く、少し歩きにくいところもありますがそれもまた異国情緒を味わえますよ。
- オアハカと同じく、手作り感のある装飾とパレード
- 街自体が美しいのでどこを切り取っても映える
- 地上と地下街(トンネル)の両方が盛り上がる
- 夜はマリアッチという音楽隊の演奏に街が包まれる
グアナファトは上品な建築に、メキシコの陽気なカラーが融合した美しい街。
他のメキシコの街に比べ、ヨーロピアンな景観が特徴です。
オアハカとは違い、死者の日が終わった次の日には飾り付けはおおかた片付けられていました。
どの街にも魅力があるので、好みに合わせて選んでくださいね。
事前にチェックしておくこと3つ
まずはタイムスケジュールを確認!
死者の日が近づくと、グアナファト市のサイトがタイムスケジュールを公表します。
パレードや仮装のコンテストなどの日時・場所を確認できます。
グアナファト市のサイト
こちらは2024年のスケジュールです。
日本語の説明も少し入れておいたので、参考にしてください。

時間は目安程度です。
かなりゆる〜いので、時間通りには始まりません。のんびり楽しんでくださいね。
盛り上がるエリア
グアナファトでは中心の地上・地下街の両方が盛り上がります。
地上はタペテ(カーペット)、パレードの開催。
地下はオフレンダ(祭壇)、屋台が豊富です。
バシリカから南東の方向へと装飾が広がります。
また地下への入口も、このあたりから点在しています。
周りの人の流れに合わせて歩いていれば大丈夫ですよ。
バシリカの場所はこちら
公衆のお手洗い
街には有料(現金のみ)の公衆トイレがあります。
混んでいたり、清掃中だったりすることもあるので余裕をもってどうぞ。
ユニオン公園前
アンヘレス公園前
イダルゴ市場前
死者の日でするべきこと
基本的には街に点在するオフレンダ(祭壇)やタペテ(花びらで作ったカーペット)をみて周り、夜はパレードを鑑賞。
合間に屋台でお腹を満たしたり、カトリーナメイクをしている人たちと写真を撮ったりと交流を楽しみます。
❶カトリーナメイク

死者の日といえばカトリーナメイク。
大人も子どもも骸骨のメイクをして街を歩きます。
メイクの屋台
死者の日にはメイクを施してくれる屋台が並びます。
メイクが完成したお客さんの顔をチラッと見たりして、腕前を確認するのがポイント。
好みに合う屋台を探して見てください。
私たちは「レフォルマ・ガーデン」という広場に出ていた屋台でお願いしました。
場所はこちら
お昼頃に行ったのですが、1時間半ほど待ちました。
名前を伝えて、時間が来たら屋台に戻ればOKです。
メイクの時間は10〜15分ほど。
ひとり120ペソ(約924円/2024年10月時点)
※現金のみです
ちなみにメイクオフ。
ぬるま湯で濡らしたキッチンペーパーを2〜3枚使って顔を拭ったあと、メイク落とし2回で落ちました。

なかなか面白いです。
髪飾りなどの装飾を買った場所
「レフォルマ・ガーデン」には他にも屋台があり、死者の日の祭壇を彩る小物や、ハロウィンのお菓子なども見れますよ。
筆者がつけているラインストーンもこの広場で買いました。
メイクをするときに、「これも付けたい!」とお願いしたので、ラインストーンを活かした仕上がりにしてくれました。

髪飾りや帽子はイダルゴ市場で買いました。
こちらも民芸品や、美味しいお店があるのでぜひ訪れてみてください。

イダルゴ市場の場所はこちら
❷屋台巡り。飲み歩き、食べ歩き!

地下街はマスト!
屋台が盛んなメキシコ。死者の日にはその規模は何十倍にも広がります!
一番密集しているのは地下街。
タコスやハンバーガーをはじめ、ガッツリ系から軽食、甘いものまで幅広く楽しめます。

いつでも地上と地下を行ったり来たりできます。


広場も覗いてみて

地上でも市場が密集しているエリアがあります。
食べ物だけでなく、祭壇のお供物やハロウィングッズもたくさんあって、みているだけでも楽しいですよ。
レフォルマ・ガーデン
アンヘレス広場
❸パン・デ・ムエルト(Pan de muerto)を味わう

パン・デ・ムエルト(Pan de muerto)とは死者の日に食べられる伝統の甘いパン。
祭壇へのお供物にも欠かせない存在で、いろんな味が販売されています。
スーパーやパン屋さんでは一個から気軽に買えるので、ちょっとしたおやつにいかがでしょうか。
中心地にある一番大きいスーパーはこちら
❹オフレンダ(祭壇)を鑑賞

地下街では立派なオフレンダが並ぶ
死者の日には欠かせない存在であるオフレンダ(祭壇)。
故人の好きだったものや伝統料理が供えられ、骸骨やパペルピカド(切り絵)などで彩られます。
各家庭内で作られる他、グアナファトでは街中にも立派なものが設けられています。
特に地下街では大きなオフレンダを見ることができます。

街の小さなオフレンダ
オフレンダは店先に設けられていたりもするので、お散歩しながら探してみてくださいね。


このお土産屋さんは中心地にあります。
場所はこちら
グアナファト大学の装飾も必見

グアナファト大学の階段にも装飾が施されています。
白のワントーンでまとまった美しい建物なので、ぜひ訪れてみてください。
場所はこちら

❺タペテ(Tapete)を鑑賞

オフレンダに続き、死者の日に欠かせないタペテ。
タペテとはカラフルに染めた砂やおがくず、花びらなど用いてつくるカーペットのこと。
グアナファトではタペテの作品がバシリカから始まり、南東の方向へ約600mにわたり続きます。
バシリカの場所はこちら
コンテストも開催されており、個性豊かな作品がたくさんあります。
それぞれの想いやストーリーについて、制作者にお話を聞くのも楽しいですよ。

もしこの先に行きたいお店などがあれば、脇道にそれる方が早かったりしますよ!


アジェンデ広場(Plaza Allende)にも、タペテがたくさんあります。
場所はこちら
❻夜のパレード

見逃せないのが夜のパレード。
ダンスや音楽隊、有名キャラクターの着ぐるみ(周りのキッズは歓喜!)、カトリーナメイクのドレスアップした女性など、地元の人たちと一緒に楽しみます。
風船を積んだ自家用車など、手作り感あるローカルな雰囲気を楽しめるのも一興です。
タペテが彩られるエリアと同じで、バシリカから南東へと続く道で開催されます。
開催時間の30分前くらいになると人が集まりだしますよ。

❼歩いているだけでも楽しい死者の日
街には死者の日を感じられるポイントがいくつも落ちています。
のんびりお散歩をして、ぜひこの日ならではのムードを楽しんでくださいね。
街全体がフォトスポット

死者の日が近くなると街に溢れ出します。

チップを払って一緒に写真を撮ります。


夜になると出没する音楽隊
グアナファトは毎晩「エストゥディアンティーナ」と呼ばれる音楽隊が出没します。
日が暮れて、どこからか陽気な音色が聞こえてきたら追いかけてみましょう。
きっとすぐに出くわせますよ。

【エアビー情報】予約はお早めに

私たちはエアビーに宿泊しました。
死者の日の半年前に宿探しをしたのですが、高くてアクセスの悪いところしか残っていませんでした。
唯一残っていたこちらの宿に泊まったのですが、居心地良かったです。
6人まで宿泊できるので、複数名の方は参考にしてみてください。
中心地までは歩いて15分くらい。ほんの少し離れているお陰で、喧騒からは逃れてゆっくり休むことができました。
キッチン付きなので毎日外食は疲れるという方にもおすすめです。
さいごに
グアナファトで過ごす死者の日。
この日、故人は一時的にこの世に戻ってくると信じられています。
日本のお盆に近い考え方ですが、メキシコでは街全体がパーティムードに包まれます。
街を彩る装飾、数えきれないほどの屋台、夜のパレード…。
旅行者も歓迎されていて、現地の人と、そして死者の国の住人、みんな一緒に楽しむことができました。
こちらの記事ではなるべく詳しくご紹介しましたが、個人的には計画を立てずともゆる〜く楽しめると思います。
宿泊施設は早めに埋まってしまうので、そちらだけは押さえておくことをおすすめします。
旅のことで質問等ありましたら、いつでもお気軽にメッセージください!